親切であること

親切であること_d0227066_10440517.jpg

利用者さんが疲れて歩くのが辛い時、ヘルパーは何らかのサポートを行います。
休憩を取ってもらう、移動手段を工夫する、行き先を変更するなど、その時の場面や人によって対応は様々です。

子どもの利用者さんならおんぶや抱っこもありかも知れません。
大切なのは目の前の人に合わせた個別の支援ができるかどうかです。

「おんぶはしません!」と伝えるケースもあります。
歩けそうな時は歩いてもらえるように促すことも大切な支援です。

重要なのは支援方法(やり方)と利用者さんの事を想っているかどうかです。
支援者は何でもしてあげるという立場ではないですが、必要なサポートを行う必要はあります。

必要なサポートが何であるかを見極めるのが大切です。
それは、日々の関わりの中から分かってくるところもあります。


「〇〇の支援は、うちではできません」と関係機関から言われることがあります。
それが必要な支援と思われる時には残念に思います。

障がい者支援の専門性が高く、支援員のスキルが非常に高い事業所であっても、利用者一人一人に対して親身になってもらえないと本人主体の支援には繋がりません。
支援者は親切でないといけないこともあると思います。

「何でもかんでも手伝わず、自立を促す」ということは大切ですが、無計画に行うと本人の負担が増すだけです。
計画的に行ったとしても、思惑通りに進まないことはありますので、その都度相談ながら変えていく必要があります。

福祉サービスの制度が整備されてきた事で、各機関の役割分担が明確になってきたように思います。
しかし、制度の狭間のニーズというのもあります。
人の暮らしは一つの制度の枠内に収まるものではなく、一人一人違うものです。

一人一人のニーズに合わせて、必要と思われる支援を行うことが求められる訳です。
「今、何が必要か?」を見極める為には親身に接する事が必要です。

親切心だけで支援を行う訳ではないですが、親切でないと潜在的なニーズには気付けないと感じます。

温かい心と冷静な視点を持って一人一人に合わせたオーダーメイドの支援を実施して行きたいところです。

歩くのがしんどい利用者さんをおんぶするのも大切な支援です。
おんぶから信頼関係が生まれ、その後の支援が変わることもあります。

「こうすれば良い」という正解が一つではない支援業務ですが、「こうすれば喜ばれるだろう」と思いを馳せることが大切ですね。

by tumanokokoro | 2021-08-01 10:43 | 大切にしている事 | Comments(0)