移動支援と行動援護の特例措置を願って

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3月に入り、いつもなら花粉に警戒してマスクをするのですが・・・
今年は違いますね。

新型コロナです・・・

この二週間が感染拡大予防のヤマだとか。
地域の学校や特別支援学校は明日から臨時休校となるようですし、早くも春休みの支援体制へと移ります。
明日は定休日の為、本格的な支援は明後日からになる訳ですが。

もちろん利用ニーズには応えさせていただきますし、今までと同様に一人ひとりに合わせた支援を続けたいと思いますが・・・

やはり怖いのは目に見えないウィルスです。
正しく理解して恐れたいとは思いますが、日に日に増える感染者数や政府からの発表で心配になります。

移動支援や行動援護での支援依頼は多いですが、果たして出かけても良いものなのかと・・・

移動支援や行動援護のサービスは基本的には外出支援です。
外出は公共交通機関を利用して、公共の場への外出となり、自事業所での過ごしは支援できません。
個別に認められるケースはあるようですが、基本的には自事業所での過ごしは移動支援・行動援護では対応できないと思います。

それは分かっていますし、法令遵守で事業を行うのですが・・・
公共交通機関を使う事、人が多く集まる場所への外出には少し抵抗が・・・

利用者さんもヘルパーも不安があるのは正直な気持ちです。

不要不急のお出かけは控えると言われていますが、我々が受ける支援の理由は不要不急とは言えないケースも多くあります。
学校の休校により学童保育へのニーズが高まった事と同様に移動支援や行動援護へのニーズも高まっています。

利用を受けたものの、「どう過ごすか?」という課題で悩まれているヘルパー事業所は少なくないのではないでしょうか?
特に行動援護の支援ではマンツーマンでの支援が必須ですし、ヘルパー2人対応という場合も。

普段なら、利用者さんが好きな場所へ出掛けさせていただきますが・・・
長時間のお出かけというのは・・・

そんな時、少しの時間でも自事業所で過ごす事ができれば気持ちは楽になるのではないかと思います。
行動援護の対応で、手厚い人員体制で自事業所での過ごしの時間を作れないかと・・・

むやみに外出して感染拡大の後押しもしたくありませんし。

もちろん、事業所で過ごせる方ばかりではありませんので、そこは個別に合わせて計画する訳ですが。
移動支援や行動援護での支援の選択肢に『事業所での過ごし』を特例的に認めてもらえないかと。
行動援護の支援(報酬単価)としてです。
人員基準を満たして、手厚い支援を行う事には変わりない訳ですから。


そんな事を悶々と思っていましたので、本日、市役所の福祉課へ打診してみました。
地元城陽市と周辺の二市です。
山城北保健所にも連絡しました。

城陽市からは返答をいただき、他市は検討していただいています。
今後も起こりうる問題かとは思いますので、制度の柔軟な活用ができるような措置を望みます。

こんな緊急時ですので、官民で手を取り合って乗り越えていければ嬉しく思います。

急に連絡したので福祉課の方は困られたかもしれませんが、事業所で抱えている課題を伝えることも必要かと感じました。

by tumanokokoro | 2020-03-02 23:40 | 地域の話 | Comments(0)

NPO法人ゆう・さぽーとが運営する『ヘルパーステーションそらいろ』が行う活動、ヘルパー支援の様子、代表の考え等を綴ったブログです。


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