「この支援は、なぜ行っていますか?」
このように問われて、しっかりと答えられるヘルパーはおられるでしょうか?
自閉症の方には視覚的な支援が有効だというのは知られてきていますので、写真や絵カードを用いたスケジュールを活用される場面は増えてきました。
そらいろでも、スケジュールを活用して外出支援をさせていただいている方は多くおられます。
「このスケジュールは、どうして使っているのですか?」
「なぜ、このような形にしているのですか?」
「写真カードを使っている理由は?」
「一枚ずつ提示している訳は?」
このように実施している支援の根拠を聞かれると、答えられないことはないでしょうか?
「前任者から引き継いだから・・・」
「サービス提供責任者から指示を受けたから・・・」
「自閉症の方だから・・・」
「何となく・・・」
『自閉症=絵カード』ではありません。
自閉症スペクトラムと言われるように、特性は人それぞれです。
よって、支援の仕方も千差万別です。
利用者の方に合わせた支援方法を見つけていくことが求められるのではないでしょうか。
本日、そらいろ勉強会の講師の方との打ち合わせを行いました。
その中で出てきた話題です。
次回の勉強会テーマは『根拠ある支援』です。
障がい特性の理解とアセスメントから適切な支援方法を考え、計画的に支援を実施し、定期的に評価を行い、改善を繰り返していくのが基本的な支援業務です。
ヘルパー支援においても同じです。
各ヘルパーが利用者さんとの関わりの中でアセスメント行います。
「この人は、どうやって指示を理解されているのかな?」
「この人の表出は、どんな感じかな?」
そんなことを考えながら支援を行っているのではないでしょうか。
各ヘルパーが行うアセスメントを集約し、共有化して、支援について考えるのがケース会議です。
支援はチームで行いますので、情報の共有化は大切ですね。
次回の勉強会では、自閉症の方への支援について、具体的な組み立て方や考え方などを学べれば良いかと思います。
次回とその次の連続講座となりました。
そらいろ勉強会では初めての試みとなります。
講義をしていただく方は、知識と経験、そして魅力たっぷりの女性講師です。
開催は6月ですが、今から楽しみになっています。
今回の打ち合わせも、大変、勉強になりました。
お忙しい中、ありがとうございました。