通学や通勤の支援から考えたこと

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毎日の通勤や通学って、大変ですよね。
電車やバスを使って通われている方は多いのではないでしょうか。

この時期は新生活がスタートして、初めての通学や通勤が開始する方も少なくないかと思います。

そらいろでは、通学や通勤の練習を目的とした支援をさせていただく事があります。
一人で電車バスを使って通う事ができるかを見極められる為の練習です。

自力での通学等を考えられる際に、保護者の方や関係者が注目するのは以下のようなスキルかと思います。
「目的地の駅でおりることができるか?」
「運賃を支払う事ができるか?」
「電車内で静かにしていられるか」
「道路を歩く際に安全に注意できるか」
などなど。

確かにそうですね。
目的の駅を理解していないと辿り着くことはできません。

このような基本的な力は必ず必要だと思います。

しかし、ガイドヘルプの支援中に感じる事があります。
一人で通勤されている方で、切符も買えるし、目的地の駅でも降りれます。
車内は静かにされていますし、移動するスキルは備えられています。

ただ、空気が読めない・・・

電車で席に座る際、「そこは座らないやろう」と思われるスペースに遠慮なく座られたり・・・
エスカレーターの左側は暗黙の了解で歩く事になっているのに立ち止まったり・・・
電車内での立ち位置が、隣の人と妙に近かったり(他は空いているのに)。

その他、ケースバイケースで空気を読むことってありますよね。


「この人は一人で通勤できる力があります」と支援機関から聞いている方の通勤に同行した際に感じました。

「この方、毎日、苦労されているのでは??」

世の中、優しい方ばかりではありませんし、時には注意されたり、叱責される事もあるかもしれません。

『電車に乗って、目的地まで安全に移動できる』という力だけでは、毎日の通学や通勤を乗り切ることは難しいのかもしれません。


また、一方では、常に周りの空気を読まなくてはならない社会についての息苦しさも感じました。
「ええやん、電車内で少し大きめの声で話しても」
「エスカレーターの片側を空けるのって、誰が決めたん?」

電車には障がい者も高齢者も子どもも外国人も乗ってます。
認知や体力面、文化面で異なる人達が一緒に暮らしているのが、今の社会ではないでしょうか。

「困っている人を見かけたら、普通に手助けしたらええやん」とも思います。


今年度が始まり、一週間が経ちました。
新生活をスタートされた方も多いのではないでしょうか。

新しい環境に馴染んで活躍される事を期待しています。

by tumanokokoro | 2018-04-10 13:24 | 大切にしている事 | Comments(0)

NPO法人ゆう・さぽーとが運営する『ヘルパーステーションそらいろ』が行う活動、ヘルパー支援の様子、代表の考え等を綴ったブログです。


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