本人中心の支援 子どもだって

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先日、小学生の利用者さんと事務所で過ごしている時にモニタリング面談を行いました。
もちろん、かしこまった面談ではありませんが、日常会話よりはフォーマルな雰囲気で聞き取りを行いました。

当法人は昨年11月から相談支援事業も行っており、私はヘルパー兼相談員でもあります。
モニタリングはサービス等利用計画の聞き取りとして行いました。

知的障がい・発達障がいの利用者さんです。

週間サービス利用表を見ながら、利用している事業所での過ごしについて順番に聞きました。
「月曜日の放課後は、◯◯に行っているね。ここでは何をしているの?」「友達は多い?」「楽しい?」「スタッフさんは好き?」という感じで質問します。

利用者さんは「電車ごっこしている」「店に行ったり」と活動を答えてくれました。
「△△センターは、どこにあるの?」と質問すると、場所も教えてくれました。

どこの事業所も「楽しい!」とのこと。
何よりです。

4月よりサービス利用の予定が変更になることも週間予定表で説明すると、しっかりと聞いてくれていました。


「◇◇◇事業所で、お泊まりする?(ショートステイ)」と聞くと、これは「しない」と拒否。
しっかりと意思表示してくれました。


サービス等利用計画は、サービスの利用者のために作成するものです。
障害児の場合はサービス利用者は保護者になりますが、実際にサービスを受ける主体は子ども本人です。
保護者の希望も汲みながら、本人の希望を一番に考えるというのは基本として持っておきたいところです。


その意味では、このケースでは「親も助かり、子どもも楽しい」という幸せな状況です。
サービス利用は少なくありませんが、その分、人間関係が広がり、放課後や休日の余暇の幅は広いものになっています。


先日、とある研修で「障がい児の支援では放課後等デイサービスの増加により、サービス過多になっているケースが多く、問題であり、子どもの生活が心配だ」という話を聞きました。
確かに「保護者主体になり、子ども本人は福祉事業所に行きたくない」というケースもあるかとは思います。

『サービスの量が増えること』が悪いように捉えられるケースもありますが、必ずしもそうではないようにも思います。

相談支援事業を始めてから、利用者の方の生い立ちや家族の苦労・葛藤を知る機会が増えました。
保護者の方は多かれ少なかれ、苦労を乗り越えられておられます。


子どもは成長します。
多くの福祉サービスを使っている方の中には、いろいろな刺激を受けながら豊かな人間関係の中で育たれる方もいるように思います。
これは、ヘルパー支援業務を行う中でも感じることができます。

「この子、随分、変わったなあ」と感じることはあります。


適切な支援を受けることで、自分の力を発揮し伸びて行かれる方は多くおられます。
放課後の過ごしが全て福祉サービス事業所であったとしても、行く先々に友達がいて、居場所があって、役割があり、自己実現できるなら、それは素晴らしいことではないかと思います。

福祉事業所の利用は「地域から隔離している」という声も聞きます。
そういう見方もあるかもしれませんが、それは福祉事業所や関係者の努力により改善できるようにも思います。

大切なのは、本人が何を求めているのか?
本人の声を聴けているのか?


支援の基本は『本人主体』ですね。
それは、大人も子どもも変わりません。


半人前のヘルパー兼相談員ですが、基本に忠実なサービス等利用計画を作り続けていきたいと思います。
by tumanokokoro | 2015-03-16 22:50 | 大切にしている事 | Comments(0)

NPO法人ゆう・さぽーとが運営する『ヘルパーステーションそらいろ』が行う活動、ヘルパー支援の様子、代表の考え等を綴ったブログです。


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