自分の思い通りにはならないことを伝える事
2012年 07月 27日
自分の思い通りに暮らしている人なんて、世の中に何人いるのでしょうか??
私も思い通りにいっていれば、今頃、六本木ヒルズの何階かに住んでいたことでしょうし・・・
ヘルパーの支援をしている時にも、利用者さんの気持ちに添えない場面に遭遇する事があります。
欲しいものが買えない。
行きたいところにいけない。
食べたい物が食べられない。
もっと遊びたいのに帰らないといけない。
帰りたいのに帰れない→こちら
できるだけ本人さんの思いに添いたいのですが・・・
やむを得ない事情や大人の事情??で叶えられないときもあります。
そんな時、どう伝えましょう?
「アカン!」と一括!
時には有効かもしれませんが、プロの支援ではないですね。
「いいよいいよ」と全て認める。
それができたら、そうしますが、本人の思いに全て答える事が、良い結果を生むとも限りません・・・
利用者さんが一生、思い通りに人生を進められる地位や立場におられるなら、それで良いですが、生きているといつかは我慢や妥協を迫られる時が来ます。
その時の為の練習ではないですけど、普段から気持ちの切り替え方が上手になっていれば、生きやすいかもしれません。
まずは、利用者さんの『思い』の理由を探ります。
直接、質問しても良いですし、答える事が難しい方なら、こちらで推測します。
理由が分かれば(推測できれば)、その気持ちに同調しながら、無理な理由を伝えることをします。
又は、代替手段を伝えます。
「今は無理だけど、いついつなら可能です」など。
納得してもらえなければ・・・
力ずくで引き離す!
んな、アホな。
納得は得られない事は多いです。
私は、得意のおとぼけで誤摩化してみたり、気をそらせてみたり・・・
自分の思い通りにならない時、自分ならどうやって気持ちを切り替えるか?
自己分析してみても良いかもしれませんね。
一番平和なのは、自分の思い通りにならない場面を避ける事です。
利用者さんが気にしている事柄、好きすぎる事柄などを事前に知っておき、そういう事柄には近づかないというのが平和ですね。