分かる人に聞け!

「利用者さんからのニーズに対して、きちんと答えなくてはならないが、全て自分で解決する必要はない」
これは、私が福祉職員になりたての頃に、前職場の施設長から教えてもらった事。

利用者やその家族から、日々尋ねられる事柄の中には、障害特性、医療的知識、福祉制度、地域情報など様々な事がある。
これらの質問に即座に答えられる専門家になれるに越したことはないが、最初からは難しい。


「誰に(どこに)聞けば教えてもらえるか」を知る事が大切だという事。

ある事について自分に知識がないけど、その事について詳しい専門機関は知っている。
これなら、そこに問い合わせて聞く事ができる。
聞く事で、利用者さんのニーズが満たされるだけでなく、自分のスキルもアップする。


だから、私はじぶんの知識を増やす事より、専門機関との繋がりを重視して仕事を進めるようになった。

自閉症について詳しい機関や人。
医療的ケアについて詳しい機関や人。
行政関係に詳しい機関や人。
何でも知ってる人。
などなど。

ネットワークの力が自分の力となるように思う。



そして、今は起業活動を行う中で、新たなネットワークができてきている。

NPO法人について相談する機関。
居宅介護事業の経営について相談する人。
地域のニーズについて教えてくれる人。
何かと応援してくれる人。
などなど。


人は自分の専門性(強み)を活かして、互いに助け合って生きていくものだと思う。
by tumanokokoro | 2011-08-25 09:06 | 大切にしている事 | Comments(0)

NPO法人ゆう・さぽーとが運営する『ヘルパーステーションそらいろ』が行う活動、ヘルパー支援の様子、代表の考え等を綴ったブログです。


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