今回のUSJでのガイドヘルプ支援当日までの流れを簡単に振り返ります。
まず、希望を受けたのは11月中旬です。
沖縄市の委託相談支援の相談員の方から問い合わせをいただきました。
利用者さんの旅行が決まったのは、もう少し前のようですが、USJパーク内の付き添いがないと乗れないアトラクションが多いということに気付かれて、付き添い者を探されていました。
その時に当法人独自の外出支援サービスが目に留まったという事です。
最初に連絡を受けた時は驚きました。
沖縄県からの利用希望なんて初めてです。
連絡を受けた二週間後に本番が迫っているということもあり、急いで検討しました。
利用日当日の私は朝の支援のみでしたので、10時ならUSJに行けると答え、利用契約に至りました。
契約書類は郵送で送り、サービス内容や利用料金は電話で説明させていただきました。
利用日当日に初対面というのもお互いに緊張しますし、顔を知っておかないと待ち合わせしにくいという事で、事前にzoomで面談させていただきました。
面談予定日に私が体調を崩して、再度日程調整していただいて顔合わせも終わりました。
面談時にご本人から「マリオのところへ行きたい」と希望を受けました。
この時点で、私はUSJ内にマリオのエリアがある事を知りませんでした。
私がUSJに行ったのは約20年前です。
ハリウッドドリームというジェットコースターができた直後だった記憶があります。
面談後、そらいろスタッフに「USJについて詳しい方、教えて下さい」と問いかけると、若い学生スタッフが教えてくれました。
マリオのエリアは『スーパーニンテンドーワールド』と言い、エリアに入る為の入場券を取得する必要がある事、その入場券は人気で早い者勝ちである事など知りました。
USJ公式アプリをスマホに入れておいて、入場券を取るのが良いと聞き、早速アプリを入れました。
スーパーニンテンドーワールド以外にも、私が知らないアトラクションは沢山ありましたので、事前の下調べをしました。
『ユニバ解説系YouTube』を観て、初心者が押さえておくべきポイントやレストランの混み具合、おすすめアトラクション、乗る順番など勉強しました。
そして、当日は久々の入園にも関わらず、どこに何のエリアがあるか、どのアトラクションから乗れば効率的か、レストランは何時ごろに混み始めるのかなどを把握して助言や誘導する事ができました。
障害者手帳を持っておられる方で必要な方が利用できる『ゲストサポートパス』も活用して、アトラクションの待ち時間に買い物や食事をしました。
90分待ちのアトラクションでも、行列に並ぶ事なく、90分後に訪れれば良い訳です。
ゲストサポートパスは非常に助かります。
利用者さんと相談しながら、アトラクションを選び、効率良く回ることができました。
お目当てのスーパーニンテンドーワールドも入ることができました。
マリオカートのアトラクションも楽しめました。
「ジェットコースターに乗ったことがない」と言われた利用者さんの初体験にも同席できたのは光栄なことです。
沖縄にはジェットコースターがないそうです。
初めて乗ったジェットコースターがハリウッドドリームの後ろ向きだったので、だいぶ怖かったと思いますが、楽しかったようです。
最後に前向きも乗られ大満足されていました。
元々の支援時間は10:00〜20:00としていましたが、朝は私が早く到着出来たことで、9:30に入園でき、帰りは「もう少し乗りたい」と希望され21:00まで滞在されました。
11時間半の外出支援となりました。
楽しかったですが、疲れられたのではないかなと心配します。
それも旅行の醍醐味かもしれませんが。
利用者さんと別れた後、相談員の方へ終了報告のメールを打ち、簡単なご様子を伝えています。
大阪旅行を最後まで無事に楽しんでいただき、沖縄へ戻られることを願っています。
そして、翌日に実績記録票や請求書の作成を行なっているところです。
当法人独自サービスですので、利用料がかかります。
今回のUSJでの外出支援は上手くいったと自己評価しています。
利用者さんも「楽しかった!」と言って下さっておられ、目的も果たせられたので良かったです。
支援前にはUSJの事を全く知らなかったですが、事前に調べ、当日には「ユニバ」と呼べるくらい情報通になっていました。
ユニバ解説系ユーチューバーの方々にも感謝します。
非常に分かりやすい動画でした。
USJへの外出は障がいの有無に関わらず、分からないことが多いと思いました。
公式アプリの存在、使い方やお勧めアトラクションなど知っているだけで過ごし方は変わってきます。
今回ほど、事前準備の大切さを痛感した支援はありません。
今の私は『ユニバ通』ですので、今年のクリスマスをUSJで迎えたい方、是非、お声かけください。
最後に、このような思い出を創る支援に繋いで下さった沖縄市の相談員の方や関係機関の皆様にも感謝いたします。
楽しい時間を、ありがとうございました。