ヘルパーステーション そらいろ:大切にしている事
2024-02-13T09:27:08+09:00
tumanokokoro
NPO法人ゆう・さぽーとが運営する『ヘルパーステーションそらいろ』が行う活動、ヘルパー支援の様子、代表の考え等を綴ったブログです。
Excite Blog
今月は正職員の方の人事考課面談を行います。
http://sorahelp.exblog.jp/29870043/
2024-02-13T09:18:40+09:00
2024-02-13T09:27:08+09:00
2024-02-13T09:27:08+09:00
tumanokokoro
大切にしている事
今月は正職員の方の人事考課面談を行います。
毎年年2回の面談をさせていただき、年度末の面談にて1年間の振り返りを行います。
そして、仕事の内容を評価します。
点数化する事で生々しくなる事はありますが、具体的にできている部分とそうでない面が分かるのは良い事ではないかと感じます。
スタッフの皆さんには、年度初めに立てた目標についても振り返っていただきます。
目標の達成具合を見る事、目標設定が適切だったかどうかの確認などを行います。
小さな事業所ではありますが、働き甲斐と働きやすさを兼ね備えた職場にできれば良いなと考えています。
スタッフ全員で良い職場をつくっていきたいですね。
皆様、よろしくお願いします。
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USJからユニバと呼べるようになるまで
http://sorahelp.exblog.jp/29755593/
2023-11-29T08:20:00+09:00
2023-11-29T11:14:59+09:00
2023-11-29T11:13:57+09:00
tumanokokoro
大切にしている事
今回のUSJでのガイドヘルプ支援当日までの流れを簡単に振り返ります。
まず、希望を受けたのは11月中旬です。
沖縄市の委託相談支援の相談員の方から問い合わせをいただきました。
利用者さんの旅行が決まったのは、もう少し前のようですが、USJパーク内の付き添いがないと乗れないアトラクションが多いということに気付かれて、付き添い者を探されていました。
その時に当法人独自の外出支援サービスが目に留まったという事です。
最初に連絡を受けた時は驚きました。
沖縄県からの利用希望なんて初めてです。
連絡を受けた二週間後に本番が迫っているということもあり、急いで検討しました。
利用日当日の私は朝の支援のみでしたので、10時ならUSJに行けると答え、利用契約に至りました。
契約書類は郵送で送り、サービス内容や利用料金は電話で説明させていただきました。
利用日当日に初対面というのもお互いに緊張しますし、顔を知っておかないと待ち合わせしにくいという事で、事前にzoomで面談させていただきました。
面談予定日に私が体調を崩して、再度日程調整していただいて顔合わせも終わりました。
面談時にご本人から「マリオのところへ行きたい」と希望を受けました。
この時点で、私はUSJ内にマリオのエリアがある事を知りませんでした。
私がUSJに行ったのは約20年前です。
ハリウッドドリームというジェットコースターができた直後だった記憶があります。
面談後、そらいろスタッフに「USJについて詳しい方、教えて下さい」と問いかけると、若い学生スタッフが教えてくれました。
マリオのエリアは『スーパーニンテンドーワールド』と言い、エリアに入る為の入場券を取得する必要がある事、その入場券は人気で早い者勝ちである事など知りました。
USJ公式アプリをスマホに入れておいて、入場券を取るのが良いと聞き、早速アプリを入れました。
スーパーニンテンドーワールド以外にも、私が知らないアトラクションは沢山ありましたので、事前の下調べをしました。
『ユニバ解説系YouTube』を観て、初心者が押さえておくべきポイントやレストランの混み具合、おすすめアトラクション、乗る順番など勉強しました。
そして、当日は久々の入園にも関わらず、どこに何のエリアがあるか、どのアトラクションから乗れば効率的か、レストランは何時ごろに混み始めるのかなどを把握して助言や誘導する事ができました。
障害者手帳を持っておられる方で必要な方が利用できる『ゲストサポートパス』も活用して、アトラクションの待ち時間に買い物や食事をしました。
90分待ちのアトラクションでも、行列に並ぶ事なく、90分後に訪れれば良い訳です。
ゲストサポートパスは非常に助かります。
利用者さんと相談しながら、アトラクションを選び、効率良く回ることができました。
お目当てのスーパーニンテンドーワールドも入ることができました。
マリオカートのアトラクションも楽しめました。
「ジェットコースターに乗ったことがない」と言われた利用者さんの初体験にも同席できたのは光栄なことです。
沖縄にはジェットコースターがないそうです。
初めて乗ったジェットコースターがハリウッドドリームの後ろ向きだったので、だいぶ怖かったと思いますが、楽しかったようです。
最後に前向きも乗られ大満足されていました。
元々の支援時間は10:00〜20:00としていましたが、朝は私が早く到着出来たことで、9:30に入園でき、帰りは「もう少し乗りたい」と希望され21:00まで滞在されました。
11時間半の外出支援となりました。
楽しかったですが、疲れられたのではないかなと心配します。
それも旅行の醍醐味かもしれませんが。
利用者さんと別れた後、相談員の方へ終了報告のメールを打ち、簡単なご様子を伝えています。
大阪旅行を最後まで無事に楽しんでいただき、沖縄へ戻られることを願っています。
そして、翌日に実績記録票や請求書の作成を行なっているところです。
当法人独自サービスですので、利用料がかかります。
今回のUSJでの外出支援は上手くいったと自己評価しています。
利用者さんも「楽しかった!」と言って下さっておられ、目的も果たせられたので良かったです。
支援前にはUSJの事を全く知らなかったですが、事前に調べ、当日には「ユニバ」と呼べるくらい情報通になっていました。
ユニバ解説系ユーチューバーの方々にも感謝します。
非常に分かりやすい動画でした。
USJへの外出は障がいの有無に関わらず、分からないことが多いと思いました。
公式アプリの存在、使い方やお勧めアトラクションなど知っているだけで過ごし方は変わってきます。
今回ほど、事前準備の大切さを痛感した支援はありません。
今の私は『ユニバ通』ですので、今年のクリスマスをUSJで迎えたい方、是非、お声かけください。
最後に、このような思い出を創る支援に繋いで下さった沖縄市の相談員の方や関係機関の皆様にも感謝いたします。
楽しい時間を、ありがとうございました。
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そらいろSDGs 地域清掃活動
http://sorahelp.exblog.jp/29566319/
2023-05-06T10:22:15+09:00
2023-05-06T10:32:02+09:00
2023-05-06T10:32:02+09:00
tumanokokoro
大切にしている事
そらいろ事務所近くの公園の清掃を行いました。
利用者の方と過ごす機会が多い公園で行いました。
私達の仕事は地域の中で活動しますので、公園や遊具施設、レストランなど外で過ごすことが多くなります。
事務所で過ごす時間も多く、近隣の皆様にもお世話になっています。
地域の中で活動させていただいている感謝の気持ちも込めて、昨年度あたりから地域清掃活動を行っています。
多忙な業務の中、定期的に行うことはできていませんが、できる範囲でさせていただいています。
今年度の年間テーマは『そらいろのSDGs』です。
地域と共に活動することや環境保全活動は年間テーマにもフィットしています。
城陽の地で働かせていただくようになり、早くも11年が過ぎました。
少しでも地域の役に立つ事業所でありたいと思いながら、出来ることを続けていきたいと思っています。
清掃活動に出てくれたスタッフの皆様にも感謝です。
お疲れ様でした。
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移動時間の使い方
http://sorahelp.exblog.jp/29489771/
2023-02-05T19:48:46+09:00
2023-02-05T20:04:13+09:00
2023-02-05T20:04:13+09:00
tumanokokoro
大切にしている事
私の本日のヘルパー支援は3件ありました。
午前中から昼過ぎにかけてのガイドヘルプ、午後の散歩の支援、夜の入浴介助です。
1日に複数の方の支援に入る事は通常業務で、よくある事です。
ただ、本日はタイトな動きでした。
13:00に城陽で終わり、京田辺の利用者さんの所へ向かう予定でしたが、最初の支援が伸び13:30に終わりました。
移動時間が半分となり焦りました。
車移動でしたが、駐車時に停めた後、猛ダッシュで向かいギリギリセーフでした。
息を整え、何もなかったように次の支援開始でした。
そして、無事に1日を終えることができました。
1日に複数の利用者さんの対応をさせていただく時、移動時間に気持ちの切り替えをしています。
常に新鮮な気持ちで支援に入りたいという思いがあります。
移動時間をうまく使って気持ちの整理をすることができるのも、そらいろの仕事の特徴ですね。
移動支援の使い方について『ゆうさぽチャンネル』でも挙げていますので、ウダウダ話すのを聞いてもらえると嬉しいです。
目の前の利用者さんの事を大切に考えるためにセルフケアは大切になります。
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地域のネットワークを再構築していきたいこと
http://sorahelp.exblog.jp/29485298/
2023-01-31T13:06:40+09:00
2023-01-31T14:01:08+09:00
2023-01-31T14:01:08+09:00
tumanokokoro
大切にしている事
大雪に見舞われた先週、みやこめっせで開催されたサービス管理責任者実践研修の演習講師として参加しました。
非常に密度の濃い二日間を過ごさせていただきました。
この研修は毎年お手伝いさせていただいており、私自身も慣れてきて周りが見えるようになってきました。
昨年度から地域の取り組み事例についての発表をさせてもらう時間も与えていただき、微力ながら頑張っています。
サービス管理責任者研修については、数年前から演習講師として手伝わせていただいています。
最初は基礎研修、更新研修の演習講師でした。
昨年度から新しく増えた実践研修に加わらせていただいています。
毎年、来年は戦力外通告されないかヒヤヒヤしながら努めさせていただいています。
演習講師として感じるのは『受講生の質の変化』です。
「昔は良かった!今は・・・」というような単純なものではなく、多様な事業所が増えたのだと感じます。
以前は受講名簿を見た時に半分くらいは知っている法人・事業所がありましたが、最近は大半が分かりません。
放課後等デイサービスなどの児童支援の事業所が増えている事に加えて、就労系事業所やグループホームも増えていると感じます。
地域に社会資源が増えることは望ましいことですが、急激な増加に人材確保や育成が追いついていないのではないかと危惧します。
事業所の成り立ちも多様化しており、医療系法人、全国チェーンの会社なども参入しています。
特に児童支援の事業所は多様化しているように感じます。
運動療法、音楽療法、学習指導、カウンセリングなどなど事業所毎の強みが違います。
かつての『障がい児支援』という概念から大きく変わっているのではないかと思います。
良いことなのかどうかは私には分かりませんが。
研修の中で受講生の方が持ち寄った個別事例をもとにグループワークをしましたが、出てくる意見などには多様性を感じました。
ただ、個別支援計画の作成という作業については理解の差があるように見えました。
私のように20数年も障がい福祉の仕事をしている者にとっては、地域福祉や個別支援の考え方は身についています。
誰かに体系的に教えられた事はありませんが、法制度の変遷に合わせて、障がいがある方の暮らしを支える為に必要なことは何かを考え続けてきています。
措置から契約に変わりサービス業のようになったとしても、我々支援者は単なるサービス提供者に止まらず、目の前で困っている方に寄り添うソーシャルワーカーでありたいと思って実践しています。
サービス管理責任者研修の講義においても、我々はソーシャルワーカーであると伝えられていますが、その重みがどこまで伝わっているのか不安になります。
地域に社会資源が不足していた頃は、限られた福祉事業所同士が連携してネットワークを作ってきました。
自然と価値観の共有が行われていたのだと思います。
「この人の生活を、どうやって支えようか」と個別のケースを中心に数々の支援の輪ができました。
支援の輪を保つ為に連絡して、調整して、動き回っていた人達が相談支援の形を創られたと思っています。
サービス管理責任者と言われる人達も、元々は各事業所で連絡調整に動いていた方達なのだと思います。
自然と創られてきたネットワークや連絡調整の動きを法制度にのせて整備してきた結果、多様な事業所が生まれてきたのかなとも思います。
制度の枠組みがしっかりしていると、ビジネスとして新規参入しやすいのかなと。
こうして地域に社会資源が増えた事は喜ばしいのですが、急激に増えた事により、今まで自然と創ってきた地域ネットワークが乱れたのかも知れません。
新しく参入された事業所は元々あった地域ネットワークに参加しづらく、事業を進める中で感じる課題を外部と共有できない事もあるのかもしれません。
2月24日に開催する『グループホームスタッフセミナー』の申込をされた事業所の方から、「このような他事業所の情報が聞ける場はありがたい」という声を聞いています。
新しく多様な事業所が急激に増えた今、地域のネットワークを見直す必要があるのかと感じています。
障がい者支援のアプローチは多様化しても、支援に対する価値観は共有しておきたいですね。
「行動障害の対応で困っている」という声は頻繁に聞きます。
行動障害と呼ばれる行動には理由があり、その行動を起こさなくても良いように環境を変えたり、伝え方を変えたりします。
サービス管理責任者研修のグループワークの中で、私から受講生の方へ「どうして、その行動を起こされるのですか?」と問うたこともありました。
起こっている問題に対応する事は必要ですが、その理由を考えていく事で『困った行動を起こす人』は、実は『困っている人』である事に気づく事もあります。
支援テクニックや知識が長けた事業所は増えたのかと思いますので、一人ひとりに合わせた対応ができるようになっていけば最強なのかと思います。
多様な事業所が地域の中で強みを活かして活躍できるよう、ネットワークの構築に力を注ぎたいと思います。
かつてよりも大きな支援の輪ができる事を願っています。
今年度のサービス管理責任者実践研修に参加して感じたことについて、まとめてみました。
このような気付きの場を与えていただけた事に感謝しています。
来年度も研修事務局から声がかかる事を願っています。
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ライフラインを支える大変さ
http://sorahelp.exblog.jp/28951012/
2021-11-06T10:00:18+09:00
2021-11-06T10:51:22+09:00
2021-11-06T10:51:22+09:00
tumanokokoro
大切にしている事
秋晴れの何気ない団地の写真です。
普段は意識しない電柱を見ながら、ふと考え事をしました。
「電気って毎日当たり前のように使っているけれど、この電柱や電線を作った人や点検している人がいるから使えているのだろうな」と。
電気、ガス、水道、通信などのライフラインは当たり前のように繋がっていますが、それぞれ日々管理してくれている方々がいることを意識している方は、どれくらいいるでしょうか?
「今日も電気を通してくれて、ありがとう」と感謝をされている方はいるでしょうか?
「繋がって当然」と思っていないでしょうか?
時々、ライフラインが止まってしまうことがあります。
災害時以外でも、何かの不具合で止まります。
携帯会社の通信がストップして、多くの人が迷惑を受けたというニュースを目にすることがあります。
当たり前のように繋がっている携帯電話が、突然繋がらなくなると困るのは理解できます。
「何やってんだ!」と怒る気持ちも分かりますが、少し考えてみて下さい。
ほぼ毎日、安定して繋げてくれる為に点検などをしてくれている人がいる事を。
「あって当然」「使えて当然」「繋がって当然」という気持ちを持てることが、どれくらい恵まれていることなのかを立ち止まって考えることは大切です。
コロナ禍において、当然だったことが出来なくなっているという事は多くあります。
電車で出かけること、大勢で集まって遊ぶことなど当たり前だと思っていたことが出来なくなりました。
サービス業においても、手厚いサービスを行い続けることで顧客側の意識が変わることがあります。
プラスアルファの手厚いおもてなしが、いつしかスタンダードとなり、おもてなしがなかった事へのクレームを受けるということもあります。
サービス業というのは難しいものです。
我々も小規模事業所なりに力を尽くして頑張っているつもりですが、常に利用者の方のニーズには応えられていません。
反省と振り返りの日々です。
コロナ禍で他事業所との繋がりが希薄になってしまいましたが、地域の事業所間連携の大切さは感じます。
ヘルパー支援も必要な方々にとってはライフラインとなっているかと思います。
一つの事業所では抱えきれない場合は地域の力で対応していけるようなネットワークを再構築していければ良いなと考えます。
コロナ禍により、色々と根本から考え直させられた一年半でした。
早く、当たり前にお出かけできる日々が戻るといいなと切に願います。
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胸騒ぎを大切に
http://sorahelp.exblog.jp/28886655/
2021-09-28T10:52:28+09:00
2021-09-28T11:14:39+09:00
2021-09-28T11:14:39+09:00
tumanokokoro
大切にしている事
「なんか気になる」と胸騒ぎがする時があります。
いつもと違う様子を感じたり、どこか心配に感じたり。
ヘルパー支援は日常生活の支援です。
定期的にお会いする利用者さんの変化に気付く事は多くあります。
「大丈夫かなぁ」も心配する事は誰しもあると思います。
取り越し苦労で終わる事も多いですが、対人援助の仕事をしていると「万が一」の事態を心配します。
先日も胸騒ぎを感じることがありました。
朝にお会いした利用者さんの保護者の方が心配になりました。
午後は支援の予定はなかったのですが、行った方が良いのではないかと気になっていました。
とりあえず相談員には報告しました。
そして、支援の予定はなかったですが、午後に訪問しました。
すると、そこに相談員さんの姿も。
「あれ?約束されていたんですか?」と尋ねると。
「いえ、お母さんが心配になったので話に来ました」と相談員さん。
私が感じた胸騒ぎと同じように感じられたようです。
結果として、ヘルパーの私も相談員さんも訪問して良かったという結果になりました。
行っていなかったら大変だったという結果に。
こういうことは時々起こります。
気になった時は、まず行動を起こすことが大切だと感じさせられました。
そして、同じように行動を起こされた相談員の方への信頼感も高まりました。
一緒に仕事ができる方だと思います。
アウトリーチが大切だと言われますが、実践する事は簡単ではありません。
フットワークを軽くして、いつでも飛んでいける支援者は多くありません。
事態は会議室で起こっているのではなく、現場で起こります。
利用者さんの変化に気付き、胸騒ぎを起こせるよう目の前の方に敏感になりたいと思います。
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すべり台を滑ってみよう!
http://sorahelp.exblog.jp/28886234/
2021-09-27T19:40:48+09:00
2021-09-28T00:12:10+09:00
2021-09-28T00:12:10+09:00
tumanokokoro
大切にしている事
放課後の公園での過ごしで、すべり台を一回だけ滑りました。
楽しそうな表情が撮れました。
この笑顔にたどり着く為に、我々ヘルパーは本人に寄り添って支援させてもらっています。
「ご利用者様の想いに寄り添う」みたいなフレーズを言うのは簡単ですが、実践し続けることは容易ではありません。
「想いに寄り添う」ことと「利用者さんの言いなりになる」ことは似て非なる状態です。
利用者さんの意思表示を汲み取りながら対応することは大切にしていますが、何でもかんでも言う通りにはしていません。
「イヤ!」と拒否されている事を無理強いはしませんが、「なんで嫌なのかな?」と考えることはします。
「やったことがないから不安なのかな?」
「楽しいイメージが持てないのかな?」
「初体験だから心配なのかな?」
「単に今日は乗り気ではないのかな?」
などなど拒否の理由を探ります。
そして、誘い方や伝え方を変えてみたり、ヘルパーが先にやってみて見てもらったり、気分を上げる関わり方でノリノリにしてみたり。
あの手この手で活動の幅が広がるような支援を試みます。
その結果、やっぱり拒否ということもあります。
恐る恐るやってみたことが楽しくて、その活動や場所にハマった事もあります。
利用者さん本人が「やってみよう」と気持ちを変えられた瞬間に立ち会うのは支援者としては嬉しい事です。
その結果、笑顔が見られると感無量の気持ちになります。
「すべり台を滑ってみよう!」と誘って、一回だけでも笑顔で滑ってくれるとヘルパーは嬉しくなります。
すべり台くらいは家族や学校の先生などと何度もされているのかとは思いますが、付き合いの浅いヘルパーの私ともしてくれたという喜びはあります。
「次は何に誘おうかな!」とヘルパー側も次への期待をしてしまいます。
これが支援する喜びなのでしょうね。
コロナ禍で活動に制限がありますが、利用者さんの「やってみよう!」をサポートできるよう頑張りたいと思います。
お出かけしやすい気候になってきましたし、緊急事態宣言も明けそうですので、来月は活動の幅が広がるかも知れませんね。
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新型コロナウィルス感染対策を通じて感じること
http://sorahelp.exblog.jp/28837912/
2021-08-27T07:21:00+09:00
2021-08-27T08:36:11+09:00
2021-08-27T08:13:45+09:00
tumanokokoro
大切にしている事
新型コロナウィルスの感染が広がり一年半以上が経ちました。
すっかり世の中は変わりましたね。
『新しい生活様式』という言葉も聞かなくなり、感染予防に努める生活は日常と化しました。
今年の夏も「不要不急の帰省は自粛」と謳われ、お盆に帰省することを躊躇った方も多かったかと思います。
孫の成長を祖父母に見せることは不要不急でしょうか?
故郷の友人に会いに行くことは不要不急でしょうか?
それは、個々人により異なりますが、他府県ナンバーの車を走らせることの後ろめたさなどもあり府県を跨いだ帰省がしにくい状況でした。
昨年2月頃から始まった感染は拡大と縮小を繰り返し、現在は第5波と言われています。
第2波がいつだったのかも思い出せませんが、政府がGOTOキャンペーンをしていた頃を懐かしく思います。
そらいろでは感染の波に関わらず、ずっと対策を行なっています。
ワクチン接種が始まり、7月頃から接種への同行という支援依頼を受けるようになりました。
「ワクチン打った?」
「2回目はしんどかった?」
こんな会話も増えてきました。
世界ではワクチンの3回目の接種についても話されており、急加速に話が動いている感じがします。
変異株、インド由来、デルタ株とウィルスの形が変わってきたことも報じられ、現在は感染力が強いデルタ株が猛威を奮っています。
「感染力が強い」と言われると不安で頭が痛くなりますが、我々にできることは日々の手洗い、マスク着用などの感染対策のみです。
8月になり、他法人事業所において陽性者が確認されるようになり、そらいろ利用者の方が濃厚接触者になり自宅待機を余儀なくされるケースもありました。
濃厚接触者の疑いとなった利用者さんはガイドヘルプなどは中止されます。
濃厚接触者疑いの時点で、その方に感染されたかもしれない期間に直接支援を行なっていたヘルパーも出勤停止しています。
万が一の感染拡大を防ぐための取り組みですが、これによりヘルパー体制は厳しくなり、他のスタッフで穴埋めをするという対応を繰り返しています。
感染拡大を防ぐために情報共有が非常に大切であると感じています。
陽性者が出たという他事業所から送られてくる情報を見ながら、自分達に関わる事案がないかを確認し、不明な点は問い合わせています。
陽性者や陽性者を出した事業所を責めるのではなく、これ以上広げないために関係機関で連携していくことが大切となります。
新型コロナにより、人と人との接触機会は大きく断たれることになりましたが、直接会わない形での連絡は増えました。
連携の形がリモート中心になりましたが、協力し合うことの大切さは変わりません。
これからも必要な情報を共有しながら、感染リスクを抑えられるように努めていきたいと思います。
それにしても、いつまでこの生活が続くのでしょうね。
楽しみを見出すのが難しい状況となっていますが、気持ちは前向きに頑張りたいと思います。
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特別に配慮された何でもない場所を目指して
http://sorahelp.exblog.jp/28766270/
2021-08-08T09:42:39+09:00
2021-08-08T15:20:49+09:00
2021-08-08T15:20:49+09:00
tumanokokoro
大切にしている事
猛暑日が続く中、夏休みの過ごしの支援をしています。
新型コロナ感染拡大の不安もあり、なかなか遠出はできず、利用者さん宅の近所やそらいろ事務所での過ごしが多くなっています。
「どこへ行くか」よりも「何をするか」に重点を置いて過ごし方を考えています。
上の写真は文化パルク城陽で開催中の電車の展示を見に行った時の様子です。
昔の電車風景写真や鉄道模型を見る事ができました。
愛想の良い利用者さんは他のお客さんや係員の方に手を振ったり、頭を下げて挨拶したりして場を和ませてくれました。
先日、別利用者さんがそらいろ事務所で友人と遊ばれました。
友人は学校の同級生で事務所の近所に住まれているお子さんで、そらいろ利用者さんではありません。
ただ、友人を誘って一緒に遊ばれたというだけなのですが、こういう何気ない活動を見守る事が大切なのだと感じました。
私が最初に就職した福祉施設は宇治市内にある当時無認可の重症心身障害者通所事業所でした。(現在は立派な社会福祉法人)
当時は民家を借りて活動しており、外から見ると施設には見えませんでした。
近所の方、通行人の方が気楽に休憩に寄れるような場所でした。
スタッフの人柄も温かく、誰でもウェルカムの雰囲気があったのを覚えています。
ボランティア、フラッと遊びに来た方、通りすがりの方などが混在した中で活動していたのを思い出します。
20年以上前の話になりますが・・・
堅苦しい言い方をすれば『地域との共存』という事なのかとは思いますが、かつての職場には自然と人が集まる居心地の良さがありました。
あの頃は自然に感じていましたが、これを意図的に進めようとすると難しく感じます。
障がい者支援の仕事には専門性があります。
専門性とは『特別なスキルを持った者だけが関われる』という事ではなく、専門性を活かして障がいがある方が『どこでも、誰とでも』過ごせるように工夫する事だと思います。
近所の人やクラスメイトなど地域で普通に関わる人達と過ごすことがノーマルな暮らしかと思います。
障がい者と呼ばれる方々だけが集まる場所と時間も必要かとは思いますが、当法人が目指す支援の形は『当たり前の暮らし』ですので、地域の中でいろんな人達が過ごせる場所を作れたら良いなと思います。
もちろん、利用者の方一人一人が過ごしやすい空間であることは必須です。
地域の中で誰でも立ち寄れる気軽な場所だけれど、特別に配慮された過ごしやすい時間と場所を創っていけるよう努力していければと思います。
まだまだ夏休みは続きます。
いい思い出が増えるようなお手伝いをしていきたいですね。
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親切であること
http://sorahelp.exblog.jp/28750796/
2021-08-01T10:43:00+09:00
2021-08-01T13:31:38+09:00
2021-08-01T11:16:10+09:00
tumanokokoro
大切にしている事
利用者さんが疲れて歩くのが辛い時、ヘルパーは何らかのサポートを行います。
休憩を取ってもらう、移動手段を工夫する、行き先を変更するなど、その時の場面や人によって対応は様々です。
子どもの利用者さんならおんぶや抱っこもありかも知れません。
大切なのは目の前の人に合わせた個別の支援ができるかどうかです。
「おんぶはしません!」と伝えるケースもあります。
歩けそうな時は歩いてもらえるように促すことも大切な支援です。
重要なのは支援方法(やり方)と利用者さんの事を想っているかどうかです。
支援者は何でもしてあげるという立場ではないですが、必要なサポートを行う必要はあります。
必要なサポートが何であるかを見極めるのが大切です。
それは、日々の関わりの中から分かってくるところもあります。
「〇〇の支援は、うちではできません」と関係機関から言われることがあります。
それが必要な支援と思われる時には残念に思います。
障がい者支援の専門性が高く、支援員のスキルが非常に高い事業所であっても、利用者一人一人に対して親身になってもらえないと本人主体の支援には繋がりません。
支援者は親切でないといけないこともあると思います。
「何でもかんでも手伝わず、自立を促す」ということは大切ですが、無計画に行うと本人の負担が増すだけです。
計画的に行ったとしても、思惑通りに進まないことはありますので、その都度相談ながら変えていく必要があります。
福祉サービスの制度が整備されてきた事で、各機関の役割分担が明確になってきたように思います。
しかし、制度の狭間のニーズというのもあります。
人の暮らしは一つの制度の枠内に収まるものではなく、一人一人違うものです。
一人一人のニーズに合わせて、必要と思われる支援を行うことが求められる訳です。
「今、何が必要か?」を見極める為には親身に接する事が必要です。
親切心だけで支援を行う訳ではないですが、親切でないと潜在的なニーズには気付けないと感じます。
温かい心と冷静な視点を持って一人一人に合わせたオーダーメイドの支援を実施して行きたいところです。
歩くのがしんどい利用者さんをおんぶするのも大切な支援です。
おんぶから信頼関係が生まれ、その後の支援が変わることもあります。
「こうすれば良い」という正解が一つではない支援業務ですが、「こうすれば喜ばれるだろう」と思いを馳せることが大切ですね。
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おんぶは信頼関係のカタチと受け止めて
http://sorahelp.exblog.jp/28731590/
2021-07-21T00:20:07+09:00
2021-07-21T00:35:39+09:00
2021-07-21T00:35:39+09:00
tumanokokoro
大切にしている事
色々あって、おんぶに落ち着いている下校の支援です。
初回や支援時、こちら側の不手際もあり不安定にさせてしまいました。
「今日はお母さんと一緒に帰るつもりだった!」という戸惑いから怒りに変わり・・・
契約時に事前情報を聞き、個別支援計画にて支援の段取りを組んでいながら、初日から基本的な伝達ミスで大失敗でした。
2回目以降、ヘルパーが迎えに行く日は顔写真カードを渡して学校で下校時に見せてもらうように依頼しました。
これにより納得してスクールバスから降りてきてくれるようになりました。
バス停から自宅まで徒歩10〜15分ですが、道中でしゃがみ込んだり、気になる物で遊んだり、休憩したりしていると30〜40分はかかりました。
本人のペースを大切にしながら急かさず、肯定的な声かけで支援を続けました。
ある日、ヘルパーの背中にアピールがありました。
「おんぶか?」と聞くと、「はーい」と手を挙げて返事してくれました。
ヨイショっとおんぶすると笑顔です。
ヘルパー二人で対応させていただいており、交代しながらおんぶで移動しました。
おんぶされたり、歩いたりと。
梅雨が明け、猛烈な暑さが襲ってくると歩くのが辛くなり・・・
「あー」とおんぶ希望が増えました。
「今日は半分はおんぶしてたなぁ」と少しずつ伸びる距離。
本日、終業式でしたが、バス停から自宅まで99%はおんぶ移動でした。
ヘルパーは足腰が鍛えられます。
背中の重みが信頼関係の重さだと受け止め、この関係性を崩さないように支援を続けたいと思いました。
支援開始から2ヶ月が過ぎ、ヘルパーへ委ねてくれる事も増えました。
初日は大失敗で、信頼関係を大崩れさせてしまいましたが・・・
明日から長い夏休みです。
コロナ禍で活動は制限されてしまいますが、少しでも良い時間を過ごせるように力を尽くしたいと思います。
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いろんな一時間
http://sorahelp.exblog.jp/28687066/
2021-06-23T10:59:16+09:00
2021-06-23T11:18:48+09:00
2021-06-23T11:18:48+09:00
tumanokokoro
大切にしている事
一時間の散歩の支援があります。
ちょっとした気分転換になる時間です。
春や秋は心地良く、夏は暑く、冬は寒くて出るのが億劫になる事もありますが。
雨だと余計に・・・
それでも、外に出れば季節の変化を感じ、人との出会いもあります。
一時間の家事援助の支援もあります。
掃除、洗濯、買い物代行など生活を守る支援です。
あれやこれやとしているとあっという間に時間は過ぎてしまいます。
「ちょっとお話ししましょう」とヘルパーを気遣って下さる利用者さんもおられます。
利用者さんの生活時間に入り込む支援です。
一時間の通学・通勤支援というのもあります。
学校や職場で活動する為に必要な支援です。
城陽市は移動支援での通学・通勤支援は基本的には認められていませんが、必要なケースにおいては利用できます。
「学校に来てくれたら教師が関われるのですが」というケース。
就労支援施設まで電車の乗り換えが必要で自力で行くための練習をされるケース。
保護者の過大な負担軽減の為、行動援護で通学支援対応をするケース。
個別のケースに合わせてヘルパーが対応します。
散歩、生活支援、登下校と生活の中には色々な一時間があります。
長く感じる一時間もあれば、気がつけば終わっている事もあります。
利用者の方の大切な一時間を守る為、我々ヘルパーは稼働します。
一時間の散歩の支援の為に往復一時間かけて訪問するケースもあります。
たった一時間、されど一時間です。
その一時間があるから、その一日を頑張れるという方もおられます。
今日も利用者さんの時間が素晴らしいものになるよう頑張りたいと思います。
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緊急事態宣言下の個別対応
http://sorahelp.exblog.jp/28671176/
2021-06-13T11:06:02+09:00
2021-06-13T13:09:06+09:00
2021-06-13T13:09:06+09:00
tumanokokoro
大切にしている事
京都府に緊急事態事態宣言が出されて一ヶ月半が経ちます。
気候的にもお出かけしやすい4月から5月はガイドヘルプ黄金期間とも言えますが、昨年に引き続き外出自粛期間となりました。
昨年に比べると感染者数が増え、変異株の発生などウィルス的には深刻化しているようですが、社会的には落ち着いているようにも感じます。
昨年は学校が休んでいるなど、社会全体は混乱していました。
ガイドヘルプのキャンセル数は減り、利用自体はされていますが、お出かけの内容が変わりました。
人が多い場所は避けること、食事はテイクアウトすること、電車移動は少なくすることなど縛りがあります。
そらいろとしては『新しい働き方』として感染対策をまとめており、緊急事態宣言の有無に関わらず、常に感染対策に努めています。
大阪や神戸などの大都市への外出は勧めていませんが、基本的には利用者の方の希望に合わせて行き先や過ごし方を考えています。
利用者さん本人やかぞく、所属されている居住施設や通所施設などにより感染予防の考え方には差があります。
「電車移動はやめて下さい」と言われる方、言われない方。
「近場にして下さい」「人が少ない場所なら大丈夫」と言われる方など。
食事についても可能な限りはテイクアウト対応を勧めていますが、空いているお店ならOKという方もいますし、特定のお店でないと食事できない方もいます。
一人一人に合わせたオーダーメイドの対応をしています。
当法人の理念が活きています。
人の価値観は十人十色ですが、今の時期はそれを強く感じます。
マクドナルドに行きたくても施設側から禁止される方がいれば、別施設ではテイクアウトならOKという方も。
電車に乗ることを自粛して欲しいと言われた方の支援の翌日に別利用者と電車に乗る支援をする事もあります。
感染対策について、手洗い、マスク着用、三密を避けるという基本的な対応以外は人それぞれです。
何が正しくて、何が間違っているかは今は分かりません。
ただ、どんな状況になっても利用者さんの声(ニーズ)に寄り添い、可能な形で実現させることが大切なのだと思います。
「緊急事態だから無理です」と言うのは簡単ですが、それにより大きな機会損失になる事も考えられます。
元々、外出機会が少ない方にとっては、一度のお出かけは貴重な時間だと感じています。
感染リスクについて深く考え、リスク回避に努めながら、個別のケースに対応していきたいと思います。
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空き瓶の小銭から気付いたこと
http://sorahelp.exblog.jp/28670488/
2021-06-12T22:05:07+09:00
2021-06-12T22:20:33+09:00
2021-06-12T22:20:33+09:00
tumanokokoro
大切にしている事
とある利用者さんが空き瓶に小銭を貯めておられました。
数年前に気付き、ヘルパーとしては気にせず「小銭貯金されているのかな」と思っていました。
本日、家事援助の支援中に「小銭が入りきらへんようになった」と満タンの瓶の前で困っておられました。
「また新しい瓶を用意しましょうか」と声をかけた後、「小銭が沢山ですね。貯金されているんですか?」と何気なく聞いてみました。
「替えられへんのや」と一言・・・
困った顔で話されました。
事情を聞くと、1円玉や5円玉が出ると使えずに瓶に入れていたとの事。
ある程度溜まったら両替しようと思われていたようです。
数年前に障がい者支援施設から高齢者施設に移られた方です。
我々は高齢者施設に入られてからヘルパー支援に入ることになりましたので、以前のことは詳しく知りません。
今の施設に引っ越された日から小銭の瓶は置いてありました。
我々は『1円玉貯金』をされているものだと思い込んでいましたが、密かに困られていたようです。
もっと早くに気付いていれば、一緒に銀行へ行き両替をしてもらうこともできたと思います。
「今はコロナで行けないですが、また銀行へ行きましょうね」と声をかけ、パンパンに詰まった瓶を片付けました。
とりあえずは入りきらなくなった小銭を入れる瓶も手配します。
生活の中で大きな困り事ではないけれど、実は困っている事って誰にでもあるかと思います。
「困った時には相談して下さいね」も言われても、相談するほどではない事案もあります。
我々が小銭の瓶の存在を知ってから2〜3年の月日が経っています。
もう少し早く聞いてみても良かったかなと反省です。
潜在的ニーズというのは支援者からの積極的なアプローチにより表面化するものだと実感しました。
今後はあらゆる面で利用者さんの変化に気付き、些細なことでも事情を聞いてみる姿勢を持ってヘルパー支援にあたりたいと思います。
とりあえず、今回の小銭両替問題について何らかの対応を検討中です。
小銭とは言え、個人の財産に関する事ですのでキチンとしないといけません。
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