緊急事態宣言下の個別対応

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京都府に緊急事態事態宣言が出されて一ヶ月半が経ちます。
気候的にもお出かけしやすい4月から5月はガイドヘルプ黄金期間とも言えますが、昨年に引き続き外出自粛期間となりました。

昨年に比べると感染者数が増え、変異株の発生などウィルス的には深刻化しているようですが、社会的には落ち着いているようにも感じます。
昨年は学校が休んでいるなど、社会全体は混乱していました。

ガイドヘルプのキャンセル数は減り、利用自体はされていますが、お出かけの内容が変わりました。
人が多い場所は避けること、食事はテイクアウトすること、電車移動は少なくすることなど縛りがあります。

そらいろとしては『新しい働き方』として感染対策をまとめており、緊急事態宣言の有無に関わらず、常に感染対策に努めています。
大阪や神戸などの大都市への外出は勧めていませんが、基本的には利用者の方の希望に合わせて行き先や過ごし方を考えています。

利用者さん本人やかぞく、所属されている居住施設や通所施設などにより感染予防の考え方には差があります。
「電車移動はやめて下さい」と言われる方、言われない方。
「近場にして下さい」「人が少ない場所なら大丈夫」と言われる方など。

食事についても可能な限りはテイクアウト対応を勧めていますが、空いているお店ならOKという方もいますし、特定のお店でないと食事できない方もいます。

一人一人に合わせたオーダーメイドの対応をしています。
当法人の理念が活きています。

人の価値観は十人十色ですが、今の時期はそれを強く感じます。
マクドナルドに行きたくても施設側から禁止される方がいれば、別施設ではテイクアウトならOKという方も。
電車に乗ることを自粛して欲しいと言われた方の支援の翌日に別利用者と電車に乗る支援をする事もあります。

感染対策について、手洗い、マスク着用、三密を避けるという基本的な対応以外は人それぞれです。
何が正しくて、何が間違っているかは今は分かりません。

ただ、どんな状況になっても利用者さんの声(ニーズ)に寄り添い、可能な形で実現させることが大切なのだと思います。
「緊急事態だから無理です」と言うのは簡単ですが、それにより大きな機会損失になる事も考えられます。

元々、外出機会が少ない方にとっては、一度のお出かけは貴重な時間だと感じています。

感染リスクについて深く考え、リスク回避に努めながら、個別のケースに対応していきたいと思います。

by tumanokokoro | 2021-06-13 11:06 | 大切にしている事 | Comments(0)

NPO法人ゆう・さぽーとが運営する『ヘルパーステーションそらいろ』が行う活動、ヘルパー支援の様子、代表の考え等を綴ったブログです。


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