そらいろ勉強会 人の存在〜医療的ケアを通して〜
2015年 11月 27日
本日の午前中、そらいろ勉強会を開催しました。
7月以来の地域事業所との学びの場です→前回はこちら
今年度は3回目となり定例化しています。
今回のテーマは『医療的ケア』でした。
講師は昨年度に『制度を学ぶ』講義でお世話になった方です→こちら
「医療的ケアといえば、この方」という最前線で活躍されている方です。
そらいろが医療的ケアの実施を始める際に、いろいろと教えていただきました。
「医療的ケアは特別な支援ではなく、必要な生活支援なんです」と教えていただいたのを思い出しました。
医療的ケアの実施を始めて三年が経ち、利用者さんの支援を通して、その言葉の意味が分かりかけてきています。
今回の講義では、医療的ケアという言葉が生まれてきた背景から始まり、教育・福祉の中で実施されてきた支援について振り返りました。
保護者が付き添わないと通学できなかった時代があったことも知りました。
昨今の医療的ケアを巡る思想についての話も考えさせられました。
「胃ろうを造設することへのネガティヴキャンペーン」への懸念。
医療的ケアを受けてイキイキと生きる障がい者の姿から見える生き様など。
尊厳ある生とは何か?
生まれながらに当たり前に持つ尊厳とは。
内容が濃く、テーマが重かったこともあり、私の中でまとまりきれていません。
受講された皆様には何が残ったでしょうか。
人の尊厳や生死について深く考える機会になったのではないでしょうか。