本人主体の支援とは何か

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「本人主体の支援とは何か?」についてスタッフで考える機会を持ちました。

「本人主体の支援を行いたい」とは言うけれど、一体どんな支援なのかということを共有することが目的です。


各スタッフに話を聞きながら進めました。

「本人がやりたい事をサポートすること」
「支援者が前に出ず、本人の思いを陰ながら支えること」
などなどと意見が出ました。


次に「支援者主体の支援とは何か?」について考えました。

これは、普段は考える機会が少ないためか、各スタッフは戸惑いながら答えていました。
「支援者の都合に合わせた支援」
「本人の思いを無視した支援」
などなどが出ました。


最後に「本人任せの支援」とは何かと問いました。
本人主体と本人任せでは、似ているようで全く異なるかと思います。

「本人の思い通りに過ごしてもらう」
という意見が出ました。


自分達の支援を見つめ直し、誰主体の支援をしているかを考え直しました。
支援者主体の支援については気付きやすいですが、本人任せの支援は「本人主体の支援」と混同しがちです。

「利用者さんが言う通りに行動したら、帰宅時間が遅れました」
「利用者さんの希望通りに食べてもらったら、持病が悪化しました」
「利用者さんが拒否したので、寒くて震えていましたが上着は着てもらいませんでした」

これらは本人主体でしょうか?
本人任せで支援者は責任を取らない支援になっていないでしょうか?


「本人主体の支援は、本人の希望を可能な限り応えられるように本人と相談して決めるもの。社会のルールから外れるものや危険なこと、リスクがある事は本人に伝えていく事が支援者の役割」という意見もスタッフからありました。

こういうことなのでしょうね。

本人主体の支援のカタチは、利用者さん個々人によって異なるものだと思います。
支援段階においては、支援者主体の支援が必要な時もあります。

時には本人任せになる事もあるでしょうけど、我々支援者が目指すべきは、本人主体の支援だと思います。



「自分の事は自分で決める」という当たり前の自己決定を大切にした支援が本人主体の支援かと思います。
支援者は自己決定を側面的にサポートする役割だと思います。

支援者から助言することはあります。
本人から決定を任される時もあります。

人間関係ですから、本人も支援者も揺らいでいます。
揺らぎながら、迷いながら、関係性の中で共に変わっていくものだと思います。



本人主体の支援から利用者さんのエンパワーメントが生まれ、それを受けて支援者もエンパワーメントするのが、そらいろが目指す支援のカタチであると考えています。


年度初めにスタッフ一同で確認できたことは大きな意味があったと思います。
今年度も、よろしくお願いします。
by tumanokokoro | 2015-04-10 14:24 | 大切にしている事 | Comments(0)