呼称
2015年 03月 11日
「◯◯くんのケースですよね。あれは・・・」
先日、某市役所の福祉課の職員が話された言葉です。
「えーっと、◯っちゃんの件ですね。あれは・・・」
某相談員が利用者さんの事を話された時の言葉。
利用者さんの名前に「くん」や「ちゃん」を付けて呼ばれていました。
非常に親近感があり、温かい言葉ですね。
ここで語られた利用者の方はどちらも大人の方です。
20〜30代の福祉課職員に「◯◯くん」と呼ばれていた利用者さんは40代後半(アラフィフ)の方です。
ちなみに通所先などでは「◯ちゃん」とあだ名で呼ばれています。
「◯◯ちゃん」と呼ぶことを完全に否定はしませんが、フォーマルな場で呼ぶのはどうでしょうね。
第三者がいる前で呼ぶことは、どうなんでしょうね。
本人さんの社会的地位を揺らがさないでしょうかね。
私も利用者さんをあだ名で呼んだことはあります。
でも、公共の場ではあだ名で呼ぶことはしないようにしています。
利用者さんと支援者の関係は微妙なもので、付き合いが長くなると親しみが湧いてくるものです。
フレンドリーになるのは自然なことかもしれません。
しかし、その呼ばれ方をされることで利用者さんの尊厳が傷つかないだろうかと意識しておくことは支援者としては必要かもしれません。
あと、呼び捨ては論外です。