入院時コミュニケーション支援の利用
2014年 12月 12日
本日、急遽入院された利用者さんの対応を行いました。
入院時の付き添い支援です。
入院時の付き添い支援は障害者総合支援法のサービスにはありません。
入院時は完全看護の原則に従い、病院が対応することになっているようです。
しかし、現実は病院スタッフが24時間付きっ切りの支援をしてくれる訳ではありません。
家族の付き添いを求められ、結果として保護者が付き添うケースが多くあります。
京都市では、こんな場合に入院時の付き添い支援を行う制度があります。
『入院時コミュニケーション支援』という制度です。
その名の通り、入院時に患者である利用者さんが医療スタッフとコミュニケーションを取ることが難しい場合に、家族以外の慣れた介護者が支援に入ることができる制度です。
数年前に京都市の障がい支援に関わる関係者が地域ニーズとして、その必要性を行政に訴え続けて実現した制度です。
京都市では、少しずつ普及して、今では割とメジャーな制度となっているようです。
私は制度については知っていましたが、利用するのは初めての事でした。
支援内容は病室で利用者さんの付き添いや介護を行うというものです。
急遽、入院となったため、入院セットを持ってこられていなかった為、我々が支援している間に、母が荷物を取りに家に帰られました。
わずか2時間程度の支援でしたが、お役に立てたようで良かったです。
我々の支援後、母は泊まり込みでの付き添いをされました。
小児科の病室でしたが、他の患者さんも母親が付き添いをされていました。
患者である子どもにとっては母がいてくれることの安心感は大きいと思います。
しかし、母も疲れ果てます。
入退院を繰り返す利用者さんとなると家族の心身の疲労も大きくなります。
そんな家族を守るという意味でも、意味のある支援であると思います。
我が町、城陽市には『入院時コミュニケーション支援』という制度はありません→こちら
入院時の家族負担を軽減する制度を、京都市と同様に作っていかなくてはいけません。
今日の実践から、強く感じました。
そらいろでは入院時の支援を独自サービスにて行っています。
有料サービスになりますが、上手く使っていただければ嬉しく思います。