地獄への誘い

d0227066_2322171.jpg


真っ赤な血の池地獄です。
大分出張にて、任務を果たした後に別府観光をしました。

せっかくの温泉県の大分にやってきましたので、別府を見ない訳にはいきません。

d0227066_2341619.jpg


別府には『地獄巡り』という観光コースがあります。
海地獄、鬼石坊主地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄の8つの『地獄』を巡ります。

『地獄』『鬼』などの怖い言葉が並びますね。

別府では温泉の噴出口の事を『地獄』と呼んでいるようです。
「近寄る事ができない、忌み嫌われた土地」という意味らしいですが・・・


それにしても、地獄とは・・・

パンフレットや看板には『ようこそ、地獄へ』と書かれています・・・


d0227066_23114949.jpg


d0227066_23123631.jpg


見た目も地獄っぽいですし、怖いですね。
なぜかワニやピラニア、象などの動物も飼われていました。


そんな地獄巡りをしながら、昔に支援していた利用者さんを思い出しました。
とっても恐がりで、言葉に敏感な知的障がい・自閉症の利用者さんでした。

私と同世代のその彼とは、日本各地へ旅行に行きました。
金沢、高知、岡山、富山、箱根、伊豆半島など。
思い出がいっぱいです。

いつかは別府温泉にも行ってみたいと思っていましたが・・・

言葉に敏感で恐がりな彼にとって『地獄巡り』は・・・
どう受け止めるのでしょうか。

以前、施設内で作業をしている時に、工事の業者が天井の点検をしていました。
そして、その業者さん同士の会話で、「この天井、てっぽう打っておくか」とありました。
それを聞いた利用者さんは、青ざめた顔で必死にその場から逃げ出されました。

「てっぽうを打っておく」という言葉から危険な香りを察しられたのでしょう。
恐らく『てっぽう』は何かの業界用語だったんでしょうけど・・・


そんな彼に「今日は地獄巡りに行きましょう」なんて言おうもんなら・・・
パンチが飛んで来るかもしれません。

誰が好き好んで地獄へ行くでしょうか・・・

地面から吹き出す蒸気、沸き立つ熱湯、吹き出す温泉、煙・・・
見た目もえげつないですしね。
臭いもきついし。


冷静に考えると、地獄巡りって何が楽しいんでしょうかね。


もし、この温泉の吹き出し口は「いつ爆発するか分かりません」と言われたら、誰も悠長に見物してないでしょうしね。

安全と分かって見るから、自然の力を楽しむ事ができるのでしょうね。


そんなことを考えながら、大分出張の中で楽しいひとときを過ごさせていただきました。

明日からは、通常業務に戻ります。
現実との戦いですね。
by tumanokokoro | 2012-11-07 23:26 | つぶやき | Comments(0)