アセスメント不足による思い込みからの脱却

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今日のガイドヘルプは、施設から利用者さんの自宅に戻るという支援でした。
ほぼ毎週ある定番の支援です。

利用者さんもヘルパーも慣れた感じで行動している安定した移動支援です。


施設から電車で移動し、駅から徒歩で自宅に戻るというコースです。
自宅に戻る前に、コンビニで買い物しています。

いつもは、ついついヘルパーが先に歩いて誘導してしまっていたので、今日は利用者さんの後を付いて行く事にしました。
利用者さんは、コンビニ→自宅の行き方を覚えているか、確認の意味も込めて。


駅から歩き始めて、いつもの道順で歩かれていました。
「もう、分かってはるんやな」と安心してついて行くと・・・

途中で、いつもと違う道へ・・・
「あれ?間違えてはるわ。分かってなかったのかなぁ」と思いながらも、ついて行く事に。

全く気付く様子もなく、どんどん進まれるので、予定表を見せて「コンビニにいきますよ」と再確認しました。
利用者さんは、「ハイハイ」と言い、分かってるよという感じのジェスチャー。

その歩みに揺らぎない感じでした。


そして、そのまま付いて行くと、違う方向から、いつものコンビニに到着。
しかも、いつもより早くに・・・


今まで私が誘導していた道より、近い道でした。

コンビニで買い物後、いつもの道で自宅に戻られました。



私は自分の支援を恥じました。
私が自信をもって誘導していた道より、近い道を知っていたのに、数ヶ月間、付き合ってくれていた利用者さん。

自宅近辺の地理に詳しかった利用者さん。

完全に私のアセスメント不足でした。
「道順について、分かっておられないだろうから、こちらで誘導した方が安心だろう」と思い込んでいました。

利用者さんの何をみてきたのだろうと、反省しました。


そらいろ開業から半年しか経っていませんので、一番付き合いが長い方でも半年です。
まだまだ、私が気付いていない事が多くあると思いました。

「この人は、こんな感じ」と思い込まず、決めつけず、いつもフラットな視線で利用者さんのケースを見ないといけませんね。
by tumanokokoro | 2012-10-07 23:25 | 大切にしている事 | Comments(0)

NPO法人ゆう・さぽーとが運営する『ヘルパーステーションそらいろ』が行う活動、ヘルパー支援の様子、代表の考え等を綴ったブログです。


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