狭い世界の中で生きてきた

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今日、視覚障がいの方からのニーズを聞きました。
私は視覚障がいの方への支援経験はありません。


私の経歴は・・・
大学時代は手話サークルでした。
一応、手話を学んでいました。
指文字と簡単な手話は覚えています。

大学卒業後は、重症心身障害者の通所施設に勤務。
「自分は一生、重心の方の生活をサポートする!」と心に誓いながらも、3年あまりで退職・・・

次の職場は知的障がい、自閉症の方が多かった施設。
「自分は一生かけて、この方達の人生を支えるんや!」と思い込みながらも、11年で退職・・・


そして、今に至っています。
障害福祉の仕事に携わって約14年程になりますが、その経験は知的障がいの方に偏っています。

視覚障がいの方への支援経験はありません。
数ヶ月前までは障がい児の方への支援経験もありませんでした。


私が築き上げてきたキャリアなんて、こんなもんです。
薄っぺらく、幅の狭いもの。
今、私ができる仕事は限られています。


しかし、私は変わりたいと思っています。
「経験がないから、断る」
そんな事では、私は成長しません。

事業所としての方向性もありますし、私だけではなく全スタッフのスキルも考えなくてはいけませんが。


ヘルパーステーションそらいろは、その名の通り「空の色のように、何色にも染まらず変化し続けていく」というような事業所になりたいと思います。

理想と現実。
それに悩む、私です。


ぶっちゃけ、障害福祉に携わっていない方からすれば、知的障がい、身体障がい、視覚障がいの違いなんて、小さな違いでしかないんでしょうけど。
相手は、みんな人間ですし。
by tumanokokoro | 2012-08-28 22:14 | 事業の話 | Comments(0)

NPO法人ゆう・さぽーとが運営する『ヘルパーステーションそらいろ』が行う活動、ヘルパー支援の様子、代表の考え等を綴ったブログです。


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