居場所があって、役割があって、仲間がいる事
2012年 08月 07日
地域で暮らす障がい者が当たり前の市民生活を行う事ができるように支援を行う事が法人の理念です。
そらいろ開業後、20〜30名の障がいがある方からの利用希望を聞きました。
全てのニーズには応える事はできていませんが、聞かせていただいたニーズは様々でした。
障がい児を持つ親のニーズ。
障がいがある青年のニーズ。
一人暮らしをしている方のニーズ。
親亡き後の暮らしを支えるニーズ。
余暇活動のニーズ。
通院同行のニーズ。
話し相手のニーズ。
自分の存在価値を探すニーズ。
などなど、一人一人のニーズは違いました。
これらのニーズを、一つのサービスで満たす事は難しいと思いました。
通所の支援、居住の支援、居場所の提供、付き添い支援、コミュニケーション支援などなど、幅広いニーズに応える為には、多くの機能が必要かと思いました。
「そらいろでも、通所施設をしてくださいよ」
「放課後等デイサービスは??」
「日中一時支援を京都市や宇治市、京田辺市でもして下さいよ」
などなど、次の展開を期待していただく事もあります。
次の展開・・・
現状では、資金面からも、人材面からも事業拡大は難しいところですが・・・
5年先には、何かのアクションを起こせると良いとは思います。
そのカタチについて、考えています。
どんな形にせよ、私が作りたいモノは、障がいがある方が、自分の存在価値を肯定的に捉えられ、役割を持って、仲間に支えられながら、自己実現する事ができるような場所と支援内容です。
子どもも青年も、中年も、高齢者の方も。
障がいがあるから、世の中の端っこで暮らす必要はありません。
出来ない事を助けてもらい、できる力を伸ばしていく。
そうやって、生きていける地域創りの拠点をつくっていけたら良いかと思います。
そんな事を考えながら、今の私は目の前の利用者さんと向き合っています。