施設職員が守るのは・・・

「お前は主任だから、施設に不利益になるような事をしてはいけない」
最近、現職場の施設長から言われた言葉。

私が勤め始めた頃(10年前)は、職員数、利用者数は多くなく、『アットホーム』な雰囲気がする通所施設だった。
それが、この10年でグループホームができ、ヘルパー派遣部門ができ、職員数も利用者数も拡大してきた。

職員数が多くなり、複数の部署ができると、情報の伝達や指示が行き届きにくくなるので、組織化が必要となる。
ある意味、必要に迫られて自然発生的に組織化していったような感じもあるが、現在は小規模の組織となっている。


組織化すると、個々人の役割が必要となり、それに応じて役職ができるようになる。
私は名ばかりの主任。
退職する事が決まった後、何度か「主任が軽々しく辞めて欲しくない」みたいに言われた。
その程度の役職。


組織ができると、人は組織を守ろうとするように見える。
組織内で業務のチェックをして、組織全体の質を保つ事は必要だと思う。

しかし、なれ合いの組織になると・・・
他職員の不適切な業務を指摘できなかったり、質の向上を望まなくなったり・・・
隠蔽したり。


知的障がいがある利用者を支える支援者組織がなれ合いになると、その影響を受けるのは利用者という事になる。
明確に言葉で訴える事ができない知的障がいの利用者さん。

それが分かった上で行われる不適正な行為。
それを正す事ができない組織。


こんな状態の施設の問題点を明らかにする事は、施設に取って不利益になるのだろうか。

施設職員が守るべきは、施設ではなく、利用者の生活(命、人権)ではないだろうか。
by tumanokokoro | 2011-10-28 12:04 | つぶやき | Comments(0)