生活介護では通院の付き添いができないのか?
2011年 06月 23日
「知的障がいの息子の通院に親が付き添うことが多く、親としては負担が大きいので手伝って欲しい」
居宅介護事業には「通院同行」のサービスもあるので付き添いは可能。
まぁ、移動支援で行くこともできる。
実際に通院の同行をさせてもらうことは多い。
通院の同行は簡単だが、病院の受付まで同行し支援終了とはならない。
「ヘルパーがロビーで待っているので、あとは本人さんでいってらっしゃい」なんて支援は私はしたことがない。
やはり診察も同行する。
医師や看護師から「支援者の同行」を求められることも多い。
コミュニケーション面や情報伝達のサポートを行うのが主な役割。
診察の場面では医師からヘルパーに質問が向けられる事が多いので、本人さんの体調や既往症などを医師に伝える。
伝える情報は事前に家族や関係機関から聞いておくのが鉄則。
それでも、医師からの不意の質問に答えられない事は多い。
一番困る質問は「この方、普段はどんな様子ですか?」。
ヘルパー支援で関わる利用者の多くは週1〜月数回の利用。
普段の様子を知るのは家族や通所施設等の職員。
成人の利用者の方では通所施設の職員が普段の様子を一番把握していると思う事もある。
通所施設の職員が診察に同行すれば多くの情報が医師に伝わると思われる。
また、医師からの情報についてもヘルパーを介さず直接身近な支援者に伝わると思う。
「生活介護や就労支援の職員が通院の支援をする事はできないのか?」
もちろん、通所施設で通院を含めた生活支援をされている事業所はある。
しかし、以前はしていたのに「法律が変わったので出来なくなった」と言っている通所施設がある事も事実。
私は生活介護は詳しくないが、「通院ができない」という決まりはないと思う・・・
あったとしたら変えるべきだと思う。
利用者にとって一番有益な形を創るのが地域生活支援の目的ではないだろうか。
メニューにない料理をどこまで聞き入れるか
という話にも似てると思いました。
作れるかどうかが基準になるかな。
通常業務に支障がでないこととか、
前はやってくれたとか、
あの人のときはいけたとか、
変なクレームにならないこととか、
お客さんのワガママを助長させないこと笑
どのラインで区切るかは、
難しいですな。
その分、通所のサビ管や居宅のサ責がカバーするんでしょうね。
通所事業なら利用者さんの健康状態などをきちんと把握するのに、とっても大事な時間だし、相談支援でも同じでそこで得た情報をサービス提供機関にフィ−ドバックして統一した支援ができるようにできますから。
他の事業所(生活介護や相談支援)がどうされているか知らなかったので、かえって驚きです。
「何でもします」という事業所は珍しいかもしれませんね。