就労支援 もしも
2011年 05月 15日
就労支援施設の利用者の方に対するヘルパー支援はあるが、就労支援についてのスキルも知識もない。
だから、正直良く知らない。
「うちの施設の工賃(利用者の給料)は月2万円です」なんて聞かされても、その額が高いのか安いのか?ピンと来ない・・・
「週5日、就労施設で働いて、たった2万??」とも思えるし・・・
就労支援って作業所のような施設内での福祉就労や、一般の会社等で働く就労のサポートなど、利用者である障がい者本人の希望や適正、職業スキルなどに合わせて行われるのだと思うが。
恐らく、利用者の方の工賃は月数万なんだと思う。
知的障がいの方で、就労支援を受けている方が億万長者になった話は聞いた事がない。
支援している福祉職員の給料が恐らく月20万前後。
支援者の福祉職員の中には高収入ではなく、やりがいや使命感を目的に働いている方が多いだろう。
利用者が生き生きと働く姿を見る事が彼らの生き甲斐なんだと思う。
そこで、性格が悪い私は考える。
「もしも、支援を受けている利用者の工賃が支援者の給料を上回ったら、支援者は今までと変わらず支援業務を行う事ができるのだろうか??」
非常に芸術的センスが秀でた知的障がいの方が、自分のイラストTシャツを販売し、大ヒットしたら・・・
絵のデザインはできるが、生活面、通勤に支援が必要な方だったとしたら。
毎日、介助に当たる福祉職員の給料が20万円。
介助を受ける利用者の収入が50万円だったら???
「俺の介助のおかげで、仕事を続ける事ができているんやぞ!」と嫉妬しないだろうか??
利用者の笑顔を見て、一緒に笑えるだろうか??
そんな事を考えた。
給料+障害年金で、自分の給料を越える
利用者さんが結構いました。
まぁ、支援者の価値観もあるんやろうけど、
穏やかな気持ちを保てないと人には優しく
できんよね…。
自分の生活を楽しむのがなによりも大切かな。